中山エミリの家系図が凄かった!明治政府の御雇外国人と結婚した曽祖母。イギリス人から一目惚れ

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女優として活躍する中山エミリさん。

日本人離れした容姿からハーフ?それともクオーター?という声が多く聞かれます。

しかし、結論から言うとハーフ・クオーターどちらでもありません

ちなみに、芸名のエミリは本名の亜微梨をカタカナ読みにしているだけです。

ただ、純粋な日本人かというとそうではありません。

中山エミリさんの家系図を遡ると、曽祖父がイギリス人だということがわかりました

今回は、中山エミリさんの曽祖父を中心に、芸能人だらけの中山ファミリーについてもまとめています。

中山エミリの家系図。曽祖父・ロジャーイングロットの物語

まずは、中山エミリさんの家系図から見ていきましょう。

中山エミリさんの曽祖父は、ロジャー・イングロットといいます。

彼が、イギリス人だったので中山エミリさんはハーフっぽい顔つきなんですね。

中山エミリの曽祖父のルーツ

イングロット家は、イギリスに住んでいたカトリック系の一族でしたが、18世紀初頭にマルタ島(マルタ共和国)へと移住しました。

時代背景からみて、当時のイギリスではカトリック教徒が迫害されていたため、カトリックのマルタ騎士団が治めているマルタ島に移住したのでしょう。

マルタ島では、イングロット家は由緒正しき名家として21世紀の現在も現地の人々に知られている様です。

中山エミリの曽祖父、御雇外国人として明治日本へ

中山エミリさんの曽祖父・ロジャーさんは、大学を卒業した25歳の時に両親を失います。

両親の死をきっかけに、職を求めてオーストラリアを目指します。

その道中で、日本の明治政府が御雇外国人を大々的に募集しているという情報を聞きつけます。

そして、1896年に来日し、現鹿児島大学で英語教師として3年働いたのち帰国しました。

日本が好きだったのか、1903年にまたもや来日し岡山県の商業学校で教鞭をとります。

ロジャーさんの英語の教え子の中には、内閣総理大臣となった岸信介がいます。

岸信介といえば、戦前、満洲国の総務庁・次長を務めたり、戦後にはCIAのエージェントを務めたりと英語を自由自在に使いこなしたことで有名です。

安倍晋三・元総理大臣の祖父にあたる人物で、『昭和の妖怪』というあだ名があります。

この様な、優秀な人材を育てたロジャーさんの英語教師としての腕は、一流ですね。

中山エミリの曽祖父、教会で日本人女学生に一目惚れ

岡山県の商業学校で英語教師をしていたロジャーさんは、カトリック岡山教会で1人の女学生に一目惚れします

その女学生こそが、中山エミリさんの曽祖母の中山安乃さん(16)です。

出典元:X

ものすごく綺麗な方ですね。

女優でいうと、石原さとみさんにそっくりではないでしょうか?

ロジャーさんが、一目惚れするのも納得できます。

その安乃さんは、島根県松江市の塩問屋の娘で、岡山の女学校には、下宿して通っていました

当時は、国際結婚はまったく主流ではありませんでしたが、安乃さんはカトリックの教会に通っている信者と思われるので、外国人の方も見慣れていたのでしょう。

ロジャーさん(36歳)と安乃さん(16歳)は、親の反対を押し切り結婚しました

当時のことなので、外国人の方との結婚に対する反対は凄まじかったでしょう。

その猛烈な反対を押しっきての結婚となると、かなりの大恋愛だったんでしょうね。

ロジャーさんと安乃さんは、三男一女の子供に恵まれました。

三男のジョージさんが、中山エミリさんの祖父にあたります。

中山エミリの祖父・ジョージの代に、日本人に帰化

中山エミリさんの祖父・ジョージさんは、ハーフという理由だけで特高に尾行されスパイ容疑をかけられました

そのため、イギリス国籍を捨て名前もジョージ・イングロットから中山蒸治(じょうじ)に改名します

ジョージさんは、戦前の早稲田大学を卒業した超エリート。

卒業後は、満洲電信電話株式会社(MTT)に技師として就職し、満洲の首都・新京に渡りました。

MTT本社ビル(新京)

MTTは、テレビ局の仕事もしており電話会社とテレビ局を融合した会社とイメージください。

都落ちの様なイメージをお持ちかもしれませんが、満鉄やMTTなど満洲の企業には、本土以上に優秀な人材が集まっていました。

満鉄には、英語・中国語に困る人材は皆無だったと言います。

新京のMTTに勤務していたジョージさんは、山形県から満洲に来ていた八重子さんと出会い結婚。

中山エミリさんの父・中山重治さんが誕生します。

その後、敗戦により命からがら満洲を脱出し、帰国します。

日本に帰国後、次女の麻里さんも誕生しています。

中山エミリの父は俳優のマイケル中山

中山エミリさんの父・中山重治さんは、歌手俳優として芸能界で活躍していました。

重治さんの芸名は、マイケル中山さんです。

出典元:X

1970年に楽曲『明日になれば』でデビューします。

テレビドラマ『ワイルドセブン』にも出演していました。

出典元:X

一般人の女性(銀行で働くOL)と結婚し、30代半ばの1978年10月10日に長女・中山エミリさんが誕生します。

また、1983年2月9日には、次女・英玲奈さんが誕生。

出典元:テレビ朝日/ザ・テレビジョン

芸能界で女優として活躍する2人は、共に結婚し子供を持つ母親でもあります

中山エミリさんは、俳優の飯沼誠司さんと2010年に結婚されています。

中山エミリさんの旦那さんについては、別記事で書きました。

⇨中山エミリさんの結婚した旦那さん・子供について知りたい方は、こちらから

こうやって、中山エミリさんの家系図を見ていくと従兄弟にイケメン俳優の中山麻聖さんがいたりと、曽祖父ロジャーさんのイギリス人の流れを感じ取れますね。

出典元:instagram

中山麻聖さんは、数々の映画ドラマに出演しておりイケメン俳優として人気ですよね。

今回は、中山エミリさんがハーフではないが、先祖にイギリス人のルーツがあったということをお話ししました。

中山エミリさんの様に、美男美女揃いの芸能界には、先祖に外国人を持つ人が多いのかもしれませんね。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。

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