ハリウッドから帰国後、静岡県の富士山の麓での農業と女優活動の二足の草鞋で活動する工藤夕貴さん。
父親は演歌歌手の井沢八郎さんであり、親子そろって芸能人なんです。しかし、親子関係は最悪で、絶縁状態。
というのも井沢八郎さんの不祥事の多さと家庭内ではDVも。とにかく井沢八郎さんの破天荒さには驚くこと間違いなし。父娘の和解理由が、切なすぎます。
不祥事だらけの父親。井沢八郎ヤバすぎる！
井沢八郎さんの本名は、工藤金一さんです。工藤夕貴さんの芸名は本名を使っているのですね。
井沢八郎さんは、演歌歌手で紅白歌合戦にも2度の出場経験があり実績もある実力者でした。
代表曲には、３０万枚を売り上げた『あ〜上野駅』や『北海の満月』などがあります。
テレビで観る井沢八郎さんは、爽やかな笑顔で穏やかな印象を受けます。
演歌以外にもトーク番組やバラエティ番組にも多く出演し、歌手兼タレントとしての活動をしていました。
演歌歌手としての活躍の一方、家庭内ではDV
しかし、そんな穏やかなイメージとは全く異なり、家庭内では酒乱癖があり、お酒を飲むと母親や工藤夕貴さん、幼い弟に対しても暴力を振るうこともあったそうです。
工藤夕貴さん自身も父親からソファーに投げ飛ばされた事が大人になるまでずっとトラウマで、父親を恐れている幼少期だったそうです。
普段は優しく穏やかな性格であったそうなので、典型的なお酒で変わる人だったようです。
DVを受ける妻の役で出演した映画『カラカラ』の完成披露試写会”2013年において工藤夕貴(当時42歳)さんは、幼少期のDV体験について発言しています。
「うちの家庭は子どものときにDVがあったので、純子の役には入りやすかった」と告白する。さらに「家の中で暴力をふるわれると、自分がなくなってしまう。自分をどうやって出したらいいか、どうやって自分として生きたらいいかわからなくなるんです」と語った。 引用元：映画『カラカラ』完成披露試写会
母親は老舗料亭（八王子うかい亭）の令嬢であり、父は、演歌歌手。
テレビでも紹介される八王子の大豪邸に住み、周囲からは羨望の目で見られていた工藤夕貴さんですが、不仲のため母親は家から出ていき、恐怖の対象である父との父子家庭となり、幼少期の生活は苦の連続だったそうです。
外でも数々の不祥事の嵐
井沢八郎さんには、ネット上に殺人事件の噂がありますが、まったくのデマであるため割愛いたします。ここでは、事実のみの不祥事を年代順に追っていきます。
①交通違反の不出頭(１９８３年・46歳)
過去に何度か交通違反を起こしたものの、いずれも出頭せず、警察に事情聴取を受ける。
ちょうど、この不祥事と同じ年に娘の工藤夕貴さんが、渋谷でスカウトされて芸能界デビューを果たします。
写真は、デビュー当時の工藤夕貴さん
出典元：日経woman
早く家から出たいと考えていた工藤夕貴さんにとっては、千載一遇のチャンスだったと語っています。
父親を芸能人に持つ工藤夕貴さんですが、元々は作家か漫画家になりたかったそうで芸能人になりたいとは思っていなかったそうです。
工藤夕貴さんは井沢八郎さんの娘であることを隠していましたが、親の七光りだと思われたくないという気持ちよりも、嫌いな父の助けは意地でも受けたくないという気持ちであったようです。
②デートクラブで売春と淫行（1985年・48歳）
デートクラブが売春防止法で摘発された際、逮捕された少女が井沢さんがお客としてきていたことを供述した事により発覚しました。
出典元：パクたそ
名古屋のデートクラブに行き１６歳の少女と関係を持ちます。
売春と淫行容疑で警察から事情聴取を受けましたが、証拠不十分で、何もお咎めを受けることはありませんでした。
③隠し子がいることを認めバッシングの嵐！（１９８７年・５０歳）
デートクラブ事件の2年後には、週刊誌で隠し子がいることがスクープされてしまいます。
井沢八郎さん、本人が事実を認めたことによりバッシングの嵐が巻き起こりました。
最終的には、芸能活動休止となり復帰することも無かったため事実上の芸能界引退となりました。
隠し子報道の子供は、後に触れます再婚相手の青羽美代子さんとの子供ではないようです。
度重なる不祥事の末、離婚へ
週刊誌でのスクープにより、井沢八郎さんが隠し子がいる事を認めてから2年後、１９８９年。完全に愛想をつかされたのか離婚に至ります。
と言っても、工藤夕貴さんが小学3年生の頃(8歳)には、すでに母親は家から追い出される形で別居生活を送っていたとのことなので、この離婚の原因は、完全に、隠し子騒動が大きそうですね。
工藤さんの母親は、離婚から3年後に工藤夕貴さんの事務所の社長と再婚しています。
25歳年下の声優と再婚！娘からは白い目で。
度重なる不祥事の末、離婚、妻の再婚と世の男性のほとんどが絶望しそうな状況で、婚姻関係にあった時から交際が噂されていた愛人の青羽美代子さんと1993年に再婚します。
↓再婚相手の青羽美代子さん
出典元：http://blog.livedoor.jp/aoba_miyoko/?p=53
青羽美代子（33歳）さんは声優で、井沢さん（57歳）のなんと２４歳も年下だというから驚きです。
かなりの年の差カップルですよね。大スターに、歳は関係ないということでしょうか？
再婚相手の青羽さんですが、声優としての出演作には、ドラゴンボールや北斗の拳、ドラゴンクエスト、ゲゲゲの鬼太郎など有名作の脇役として出演しています。
尚、井沢さんは、再婚ですが青葉さんは初婚です。
2007年1月17日（６９歳）に井沢さんが食道がんのため亡くなるまで連れ添いました。
井沢八郎さんの再婚に対して、娘の工藤夕貴さんは、嫌悪感を抱いており青羽美代子さんとの面会を拒否したそうです。
家庭内では、酒乱癖で暴力を振るう父は、恐怖でしかなく、世間では数多の不祥事でお騒がせな父。
22歳になっていた工藤夕貴さんから絶縁されてしまいます。
離婚・隠し子・再婚のトリプルパンチ！！
不祥事がなくても、娘から白い目で見られるのは仕方ないですね。
娘、工藤夕貴との絶縁関係
こうして見てきたとおり、工藤夕貴さんの父親である井沢八郎さんには数々の不祥事を起こした過去があり、家庭内ではDVなど多くの問題を抱えていました。
当然の結果か、工藤夕貴さんと井沢八郎さんの関係は絶縁関係にあったそうです。
父親との絶縁関係については、世間の噂だけでなく、工藤夕貴さんが度々発言していることからもかなりの絶縁状態であったことがわかりますね。
絶縁関係の雪溶けと別れ
渡米して、ハリウッドで女優活動している工藤夕貴さん（当時36歳）のもとに井沢八郎さんが食道癌であることが伝えられます。
父の余命が僅かばかりであることを悟り、長年絶縁状態であったわけですが、後悔したくないと思い帰国を決意します。
帰国から2年後の2007年1月17日、井沢八郎さんは末期癌のため危篤状態になります。その日が井沢八郎さんの命日となりました。
もはや声を出すことも辛い状態で絞り出したのが「お誕生日おめでとう」という言葉だったそうです。
思いもよらぬ父の言葉。脳裏に浮かぶ優しい父の一面。
「そのために生きててくれてたんだ。私の誕生日まで頑張ってくれたんだ」と工藤は号泣。父に対して「たまらない気持ちになった」と振り返った。
引用元：TBS「爆報！ＴＨＥ フライデー」2018/11/09
何の因果か、命日は工藤夕貴さんの誕生日でもありました。
父の死後、父から娘に宛てた一通の手紙が見つかります。
そこには工藤夕貴さんの舞台を観に行ったことがつづられており、陰ながら応援していたことを初めて知ります。「父なりに愛情をかけてくれていたんだ。父が父でよかった。両親には感謝してます」と涙で語った。
長年、絶縁関係にあった井沢八郎さんと工藤夕貴さん。井沢八郎さんの他界から3年後工藤夕貴さんは、一般男性の公務員と再婚します。
工藤夕貴さんの再婚した旦那さんがどんな人かというと、工藤夕貴さん曰く『The日本男児』のような人で、今までの自分だったら選ばなかったような人。だとか
私には、亡き井沢八郎さんとの父子関係の和解により、父からDVを受けていた過去との雪溶けのように思えてなりません。
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