女優として、テレビドラマや映画に数多く出演する風吹ジュンさん。
2022年で、70代を迎えます。
若かりし頃は、40歳で離婚しまだ幼い子供2人を女手ひとつで育て上げるシングルマザーでした。
音楽プロデューサーとして有名な、元旦那・川添象郎さんと別れた後は、女優をやりながら毎朝子供達の弁当を作るなど家事全般をやっていたそうです。
さらに、母親の介護も加わり、仕事・子育て・介護で毎日が超ハードモード。
50代で子育てがひと段落した頃には、疲れが溜まり無気力状態に。
その状態を脱する為に始めた中国茶・登山など数々の趣味が、70代には見えない若々しさと美貌を維持しているのでしょう。
ともあれ風吹さんの、趣味への取り組みは端から見るとストイック過ぎます!
しかし、本人は最高に楽しいのだとか。
70代はより充実できるかもしれないと意気込む風吹ジュンさんのストイック振りをご覧ください。
中国茶にハマり、茶葉を求めて中国の山間部へ
風吹さんが、50歳で子育てを卒業し、自分の人生を見つめ直しているときに出会ったのが中国茶です。
彼女にとって中国茶とは、
人生の色々を洗い流してくれた物
引用:マツコの知らない世界(2018/1月8日「中国茶の世界」)
とテレビ番組で発言しています。
事務所との問題や夫との離婚など若かりし頃の波乱万丈の人生。
「語りたくない、洗い流したい」の表情がリアルすぎます!
心をスッキリさせてくれる中国茶。
それにどハマりするきっかけとなったのが、中国茶専門店の女性オーナー簡里佳さんとの出会いです。
この専門店では、直接茶葉を買い付けに中国に足を運んでいるのだとか。
「私も行きたい」と中国への茶葉買いつけの旅に風吹さんも同行させてもらい、雲南省山間部の高地を歩き回ります。
この旅では、飛行機に乗り遅れたり、ホテルの予約がいっぱいで取ることができなかったりとアクシデントが続出。
農家の納屋で雑魚寝することに。
まるで、学生のバックパック旅行ですね。
この旅は、かなりハードなものだったらしく風吹さんはこのような発言をしています。
「心も脳も鍛えられるというか(笑)。知らない場所に出かけて、刺激を受けて、多少の飢餓感も味わって。そういう旅の喜びって、あるんです。」 引用元:OurAge
飢餓感も味わう旅って(笑)。どれだけハードな旅をしているのでしょうか!
風吹さんは、50代の頃は中国に年に2、3回のペースで旅行し、これまでに中国茶の産地に21か所も訪れているそうです。
自宅には、マイ茶棚も作っており茶葉専用の棚が。
茶棚の品揃えは想像以上でした。
使い終わった茶葉の出がらしは、再度お風呂に入れたり、佃煮にするというエコライフ。
風吹さんの中国茶LOVEは本物ですね。
しかし、最近は中国茶を求める旅は、中国の物価が以前の3倍になった為あまり行けなくなったとの事です。
坂道大嫌い少女が60代で登山にハマる。難易度MAXの北アルプス劒岳の登頂まではたす!
中国茶を求める旅にあまり行けなくなった風吹さんは、60代に入ってから今までまったく興味がなかった登山にハマります。
出典元:介護ポストセブン
きっかけは、同窓会で再開した友人に「みんなで登ろう」と誘われたため。
ちなみに、この友人はプロの登山家です。
この時の風吹さんは、「試しにやってみるか!」という軽いノリだったそうです。
小さい頃は私、坂道なんて大嫌いで、世の中の坂道全部、埋めて平らにすればいいのに、なんて思っていたんだけど(笑)
引用:OurAge
風吹さんは、坂道さえ登るのを億劫に感じるほど。まったくもって登山には向いてなさそう発言をしています。
しかし、実際に登ってみるとかなり面白かったのだとか!
「実際に登ってみたら体がうれしかった」という名言を残すほどにハマります。
風吹さんの登山ラブがとにかく熱いんです。
より高い山にチャレンジするために、日頃から足腰を鍛えあげ、ファスティング(プチ断食のこと)で体型を絞るという徹底ぶり!
山登りの好きな人でもここまでやっている人はいないのではないでしょうか!?
雄山(3003m)に登ったり立山連峰の小さな山に日帰りで行ったり、中学生の頃の旧友たちとの趣味での山登り。
ついには、67歳であの剱岳(つるぎだけ)に登りこれを制覇します!
剱岳(2999m)は、その名のとおり剱が天を突き刺す断崖の山で、トップクライマーの憧れであり、同時にたくさんの登山者の命を奪う危険な山です。
出典元:https://www.knb.ne.jp/tsurugi/
断崖を登るその姿は、登山というよりもロッククライミングです!
このような危険な登山への動機について風吹さんは、
「これからの70代の人生をより豊かなものにする為に、今の自分に試練を課す」
と言っていました。
剱岳のふもとの富山県は、風吹さんが生まれ育ったところです。
しかし、両親の離婚などが原因で京都に移り住むことに、故郷に対する想いに蓋をしてきたそうです。
出典元:https://www.knb.ne.jp/tsurugi/
富山県のシンボルでもある剱岳への挑戦は、故郷への想いと山好きだった疎遠の父との心の対話の意味もあるのではないでしょうか。
今、現在を充実させる事。キーワードは好奇心
70代を迎え良い老後を過ごしたいと語る風吹ジュンさん。
出典元:twitter
退屈しないことが最も大事と考えているそうで、趣味の数の多さに圧倒されます。
インドアな面もあるんです
ストイックな登山や中国茶の旅などアウトドアな趣味が目立つ風吹さんですが、インドアな趣味もこれまた豊富なんです。
水彩画
風吹さん、最近になって水彩画を始めたそうです。
作品が↓です
水彩画と風吹さんには、苦い過去がありました。
高校受験の時に美術科を志望していたものの、美術科への受験は母の再婚を知った反発心から取り止めたということがあったそうです。
美術への想いは、ずっと胸に秘めていたそうで好奇心の源は、新しく出会ったものだけでなく過去に挫折、断念したものである場合も多々あるんですね。
昔も今も映画が一番好き
数々の趣味の中でも風吹さんが、一番好きなのが映画を観ることだそうです。
女優としての演技に定評のある風吹さん。
やはり、映画をたくさん観て研究しているのでしょうか。
「昔観た映画をもう一度観ると感じ方がまったく違う」と年齢を重ねることにより変わる心の琴線について
「年齢を重ねると、こんなに見えてくるものが違うのかって、驚きます。それはとても楽しいことだし、豊かなことだと思うのね。」
引用元:OurAge
と言っています。
子供の頃、両親が離婚し自身も離婚経験があるなど波乱万丈の人生を生きてきた風吹ジュンさん。
若い人が、自ら命を断つ現状に対して、率先して理想の充実した歳の取り方を教えてくれているように思えます。
そして、年齢関係なく人生を充実させるキーワードは、『好奇心』にあるのだと風吹ジュンさんの歩みから感じ取れます。
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